レポート|2018年ひふみの運用報告会@東京に行ってきました

こんにちは、専業主婦のきょまです。
ブログをご覧くださりありがとうございます。

先日、東京国際フォーラムにて行われた「2018年ひふみの運用報告会」。
きょまは「つみたてNISA」が始まった今年1月から「ひふみ投信に投資しています。
なのでこの運用報告会に参加してきました!

きょまの視点から「2018年ひふみの運用報告会」レポートしたいと思います。
良かったら参考程度に読んでみてくださいね。

目次

概要

ひふみの運用報告会は毎年行われています。

今回はひふみ投信は第10期ひふみプラスは第7期の運用報告会でした。
(ひふみ投信は今年で10年目、ひふみプラスは7年目です。)

私みたいにひふみ投信をしている方だけでなく、ひふみプラスやひふみ年金をしている方も来場されていました。

午前の部(9時半〜12時)と午後の部(13時半〜16時)があり、私は午前の部に参加。
開始10分前に到着しましたが会場のホールにはもう沢山の方々が着席されていました。
定員は1200人となっていただけに多くの方が来ていて、年齢層は幅広く感じました。

何回か投資関係のセミナーに参加していますが、毎回男性の割合がとても多いです。しかしひふみの運用報告会はそんなことはなく女性も多かったです。

そして会場にいた方の三分の一くらいの人が今回が初めてのセミナー参加者だったみたいです。そんな私もひふみの運用報告会は初めてでした。

運用報告会は2部構成になっており、第1部はひふみの運用報告会。第2部は武田双雲さん(書道家)と藤野さんの対談でした。テーマは「感謝」。
対談については今回のレポートでは割愛します。
午後の部は丸井グループ代表取締役社長の青井さんと藤野さんの対談だったみたいですよ。

 

今期のひふみについて

レオス・キャピタルワークスの経営理念は
「資本市場を通じて社会に貢献します」

藤野さんも湯浅さんもこのワードを何回もお話されていました。
2003年に会社を設立されてからずっと掲げていて、これからの未来もずっと貫いていく理念ということです。

私自身ひふみに投資しているのは資産運用が目的ですが、同時に社会貢献できていると思うと何だか嬉しい気持ちになります。

このお話はレオスのセミナーでは毎回されているそうです。

今期の配当

今期の配当は0円でした。つまり配当なしです。
これは設定当初からずっと変わりません。そしてこれからもずっと変わらないとお話されていました。

ひふみがファンドとして株式投資して出た配当はもちろん沢山ありますが、私たち株主には配当としては還元されません。
これには理由があり、このお金で市場調査したり再投資して配当としてではなく「ひふみ」に複利効果を最大限に活用する為です。
配当ではなくひふみの複利効果により、私たち株主に還元されます。

ひふみ投信とひふみプラスの1万口当たりの費用明細

信託報酬や隠れコストと呼ばれる売買委託手数料など、私たち株主が負担する費用はいくらでしたというお話がありました。

ちなみに
第10期ひふみ投信は合計639円(1.246%)
第7期ひふみプラスは合計519円(1.243%)
でした。

 

長期保有者には割引のサービスも

ひふみには資産形成応援団と言って、5年・10年の継続保有で信託報酬が割引になるサービスがあります。

これは日本で唯一の制度。

大まかにいうと、還元率は
5年以上保有年率0.2%
10年以上保有年率0.4%

ただし現金キャッシュバックではなく手数料の分だけ新たに買い付けが出来るサービスです。(ここら辺は長くなりそうなので詳しくはまた記事にできたらと思います^^)

セミナーではもっとこの制度をアピールしていきたいとお話されていました。
ちなみに今現在10年保有されている方は64名いるらしいです!

 

今期の投資環境について

今期とは2017年10月〜2018年9月までのことです。
衆議院議員選挙に始まり、トランプ政権が減税をスタートさせたり、今年は米中貿易戦争が激化したりと様々なイベントがありながら、どのようにTOPIXが変化していったか要因は何かというお話がありました。

合わせて第10期のひふみ投信と第7期のひふみプラスの振り返りも。

ちなみに成績は
TOPIX(配当込み)+10.96%の環境下で
・第10期ひふみ投信+16.40%
・第7期ひふみプラス+16.59%
でした。

TOPIXと比べると大きく上回っていますね。
これは投資信託では国内トップクラスの成績(多分2位かな?)でした!

今年2月までは上昇相場向けの投資、それ以降はアメリカの先行き不安や米中貿易摩擦などからそれに対応した企業への投資、そして1年間一貫として成長企業への投資を行った結果のようです。

色々な企業への投資をする為にはリサーチは必須です。
今年は海外にも多く出張しており、2017年には70社訪問だったところ今年は10月時点で210社も訪問しているとのこと(海外出張はとても多くなりましたが特に今まで通りの理念や運用方針に変化はないみたいです)。
直接現地まで足を運んで得た情報で成長企業を発掘したり、株式市場の変化に柔軟に対応できたりと出張のメリットは沢山あります。
今後のひふみに期待ですね!

今後の運用方針や投資ポイントについて

今後の運用方針は政治情勢や日本経済によって変わってくるので、来年度の新天皇即位や参議院選挙、消費税増税などからの投資視点のお話。そして日米貿易戦争をどう見ているかについてのお話がありました。

ちょっとここらへんのお話についてはあまり入ってきませんでした…。
少し難しい話でしたし、プレゼンしてくださったアナリストの話し方も多少眠気を誘いました…笑(失礼があったらすみません^^;

今後の投資ポイント

以下のようなお話でした。

・米中貿易戦争の長期化
今回の運用報告会ではこれはとても大きなポイントであると話されていました。
長期化は30年に及ぶのでは?という人もいるくらい。これからの運用に大きな影響を受けそうですね。
現在は米中貿易戦争関連の株は全て下がっていて、長い目で見たら下がるはずのない会社も下げています。こういう会社を見極めつつ今は結果が出るときではないという認識も必要であるというお話をされていました。

・人口減少による人手不足
人手不足による移民受け入れの話題はずっと議論中ですよね。
短期的に解決できるような問題ではないので、今後5年も10年も続く話題です。一部の会社ではなく全ての会社に起きている構造的な問題であると考えているとのことでした。

・次世代移動通信の5Gシステム
今は4Gの時代だけれど、これから革新的なスピードである5Gが登場します。4Gから5G向けのインフラ設備なども必要になってきます。
ドコモだけでも1兆円も5Gに投資している→つまり1兆円の儲けが生まれるわけだからその儲けが出る会社に投資すれば株価が上がるというお話でした。

・外部環境に左右されずに成長を続ける企業への投資
成長を続ける企業へ投資をするのはひふみの特徴。この成長企業への投資は今後も変わらずしていくというお話でした。

 

運用報告会のお土産

来場者にひふみのキャラクター「ひふみろ」のメモをお土産として配布していました。

そういえばひふみろくんの着ぐるみもホールの入り口にいてお出迎えしてくれました。恥ずかしいので写真は撮りませんでしたが撮ればよかったかな?笑

ひふみろくんのプロフィールは公式ページに載っていました↓

レオス・キャピタルワークス公式ページより

運用報告会の感想

登壇されたのは社長の藤野さんや湯浅さんを始め、トータル10名
数名かと勝手に思っていたので沢山の方にお目にかかれるのは嬉しいポイントでした。
そしてピリピリした雰囲気は一切なく、終始アットホームな雰囲気でした。

運用報告会と聞くと、バリバリの投資家向けで私のような難しいことが分からない主婦向けではないのかな?と少し参加するのに不安もありましたし、そう思われている方も多いと思います。

確かに、今後の運用方針のお話などは難しいワードがたまに出てきたので投資を始めたばかりの初心者だと内容が理解しにくいところもあるかな?とも思いました。
しかし、社長の藤野さんを始め、ほとんどの方が誰もがわかるように噛み砕いてお話されていたのでとても聞きやすかったですし聞き入ることが出来ました。

ひふみの顔が見える運用を実感できて満足(^^)
ウェブなどで顔写真入りのアナリストのインタビューなどは読んだりしていましたが、実際に運用やレオスについての考えを聞くのはまた違うなと思いました。

あくまで個人的感想であり、私は他の運用会社でも運用報告会などに参加したことがなく比較対象がない状態での感想ですのでご参考までに。

 

最後に

レオスの雰囲気を肌で感じることが出来ました♪

こういったセミナー類があるのは直販型投資信託のメリットです。
これからも機会があればぜひ参加したいと思いました。

インターネットでは投資信託についていくらでも検索することはできますが、直接足を運ぶのって少し勇気がいるかもしれません。
…が個人的にはオススメです。年齢層も幅広かったです。

 

ひふみの運用会社「レオス・キャピタルワークス」は今月マザーズに上場します。
そのお話も直接藤野さんからお聞きすることが出来ました。
長くなったのでまた別の機会に記事に出来たらと思います。

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