
こんにちは、専業主婦のきょまです。
ブログをご覧くださりありがとうございます。
金融庁が2018年11月に投資信託を購入した顧客の何割が利益を得たのかなどを明らかにするために金融機関向けに定めた「比較可能な共通KPI」について分析結果を公表しました。
→「比較可能な共通KPI」の意味は後程記します。
「投資信託、顧客の4割がマイナスに」なんていうニュース記事が沢山出ていたのでご存知の方も多いとは思います。
その分析結果の中で「運用損益がプラスの顧客比率が多い投資信託の販売会社」が公表されました。
その結果、なんと私が定期積立投資をしているレオスキャピタルワークス(ひふみ)が2位、セゾン投信が3位という結果に…!!
よく見てみると3位までの投資信託の販売会社には共通するある特徴がありましたので記事にしたいと思います。
これから投資信託を始める方は判断材料のひとつにしてください。
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目次
金融庁が「比較可能な共通KPI」について分析結果を公表

金融庁HPより
2018年11月、共通KPIを用いた分析結果が金融庁より公表されました。
HPを見てみると詳しいレポートがPDFに載っていました。
※金融庁が出しているPDFのリンクを貼っておきますのでご覧ください。
→顧客本位の業務運営に関する取り組み方針・KPIの傾向分析
共通KPIとは?
共通KPIとは…?始めて聞いた方も多いと思います。
簡単に言うと、
共通KPIとは投資信託を共通の指標で比較できるようにしたものです。
共通KPIは3つの指標から成り立っています。
・運用損益別顧客比率
・投資信託預り残高上位20銘柄のコスト・リターン
・投資信託預り残高上位20銘柄のリスク・リターン
今回発表された分析結果もこの3つの指標の項目ごとに公表していました。
金融庁HPのスクリーンショット↓

金融庁HP「投資信託の販売会社における比較可能な共通KPIについて」
販売会社別に顧客の投資信託の保有期間とか顧客の運用損益などが集計されていますが、今までは販売会社によってその集計方法にバラつきがあったようです。
そのバラつきを解消するため、販売会社共通の指標「共通KPI」が2018年6月に金融庁より公表されました。(スクリーンショット参照)
金融庁は、投資信託の販売会社がこれらの指標に関する数値を積極的に公表してもらうことを期待しています。
顧客に対して販売会社の「見える化」を図っているようですね。
私たち顧客は大切な資産を販売会社に預けて投資しますので、販売会社の「見える化」はとても有り難いことです。
投資信託自体の運用益ランキングは調べることはあっても、投資信託の販売会社の成績までは調べたりすることは中々な位のではないでしょうか。
ただ公表は強制ではなく任意であるみたいなので、今後多くの販売会社が積極的に公表してもらうことを私も期待しています。
運用損益がプラスの顧客比率が多い投資信託の販売会社
今回の分析結果で気になった「運用損益がプラスの顧客比率が多い投資信託の販売会社」についてお話しします。
個社ごとの運用損益別顧客比率
運用損益別の顧客の割合を情報開示した販売会社36社のみのランキングです。
以下の表をご覧ください。

金融庁公式サイトより
グラフをみると上位と下位の差が激しいですね。
ではトップ3を見ていきましょう。
トップはコモンズ投信の98%。
100人の顧客がいたら、98人がプラスの損益ということになります。
直販型であり販売している投資信託は2本。
・コモンズ30ファンド
・ザ・2020ビジョン
続いて2位のレオス・キャピタルワークスの91%。
ひふみというマザーファンドがあり、ひふみ投信・ひふみプラス・ひふみ年金を販売。
・ひふみ投信(直販型)
・ひふみプラス(銀行や証券会社を通じて販売)
・ひふみ年金(確定拠出年金)
3位はセゾン投信で89%。
直販型でインデックスファンドとアクティブファンドの2本を販売。
・セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
・セゾン資産形成の達人ファンド
このような並びとなりました。
後には証券会社や銀行が続きます。
どちらかというと銀行の方が証券会社より損失が出てる顧客が多い感じがします(-.-;)
銀行だと、その銀行に預金口座を開設している投資初心者をターゲットに、投資信託を勧めているイメージがあります。
営業マンは自分の成績を上げるためにそこまでオススメでもない投資信託を必死に勧めてきたりしますので、このランキングで銀行が上位にいないのはなんとなく納得がいきます。
最下位はあおぞら銀行。
このランキングを見て、あおぞら銀行で投資信託をしていた人は解約してしまうのでは…。顧客の70%位が損失を出しているようですね(^_^;)
トップ3社の特徴は?
ランキングのトップ3の全てに共通していること。
それは直販型の投資信託を販売している会社でした!
①コモンズ投信:直販型
②レオス・キャピタルワークス:ひふみ投信が直販型
③セゾン投信:直販型
(うち2位と3位は私も積立投資しているひふみ投信とセゾン投信です( ´∀`))
ではこの直販型の投資信託販売会社の顧客は、なぜ損益がプラスの方が多いのでしょうか?
直販型投資信託の特徴
この直販型投資信託(※)の販売会社(運用会社)の特徴としては以下の通りです。
- 毎月決まった額を積立投資している顧客の割合が高い
- 独自で時間をかけて銘柄を選定したりと運用に力を入れているため、販売している投資信託は1本もしくは2本
直販型は運用効率が良い厳選した投資信託を、毎月積立で顧客に購入してもらうことで、より多くの顧客に利益を提供しています。
だから直販型投資信託は損益プラスの顧客が多いのではないでしょうか。
直販型の投資信託はパフォーマンスが良いということです!
(少なくともトップ3社においては…)
これから投資信託を始めようかなと思っている方は、このランキングをひとつの判断材料にしてもいいかもしれません。あくまで情報開示している36社だけのランキングであることをお忘れなく…です。
ただ、しっかり情報開示している会社36社は好感持てるなと個人的には思います。
※直販型投資信託とは、運用会社が銀行や証券会社などの販売会社を通さずに個人投資家に直接販売している投資信託のこと。
詳しくは以下の記事にまとめてありますのでご覧ください。
CHECK!セゾン投信|直販型投資信託のメリットとデメリットを公開
さいごに

直販型が良いのでは?と個人的には思っていましたが、その気持ちを後押しするような分析結果となっていました(^^)
ただ、ひとつ気になることが…。
つみたてNISAで2018年1月より「ひふみ投信」に積立していますが、以下の記事を見てわかる通り現在(2019年5月)マイナスが出てるんです…とほほ(^_^;)
CHECK!【2019年5月】評判のひふみ投信(ひふみプラス)の運用実績を公開!
始めたばかりなので仕方ないですが、これから大きくプラスになることに期待です!
「セゾン投信」は始めたのが2014年。
こちらはしっかり増えています。
4年半の運用成績を公開していますので良かったらこちらをご覧ください。
CHECK!【2019年最新】4年半(54ヶ月)続けたセゾン投信の運用実績を公開!
投資信託は毎月積み立ては始めに設定しておけばずっとほったらかしのままで自動的に資産運用してくれます。
私みたいに個別株の選定が難しかったり仕事や家事育児で時間があまり取れない方には良いかも知れません(o^^o)